ワークショップシリーズ「やったことないをやってみる2019」

2019-08-20

wssomote

ワークショップシリーズ
「やったことないをやってみる2019」

主催:社会福祉法人ひかりの園
協力:根洗協働学舎(障害者支援施設)、第三静光園(特別養護老人ホーム)、すてっぷ(グループホーム)、浜松市根洗学園(児童発達支援センター)、浜松市浜松手をつなぐ育成会

平成31年度浜松市創造都市推進事業補助金補助事業

「コミュニケーション」というと言葉を介したものだと思いがちです。でも実はもっといろいろな物事に反応しながら私たちはくらしています。
このワークショップシリーズは、そんなコミュニケーションの幅広さを体験していただくものです。

普段、福祉の仕事をしている事業所の集まりが主催ですが、内容は一般の方々を対象としています。よくよく考えたら福祉の中は人間関係がたくさん、さらに考えてみたら社会の中にも同じくたくさんありました。いろいろな人との交わる機会の中で、あらためて「コミュニケーション」を考えてみる機会として企画しました。

いろいろな参加者が交わりながら、それぞれで学びをみつける機会になったらいいなと思っています。どの回も専門的な知識や技術は必要ありません。

A 「生き活きとしたくらし」
川口淳一(作業療法士、結城病院リハビリテーション部作業療法科科長)

【A-1】 9月20日(金)18:30~20:30
会場:浜松市福祉交流センター 21会議室
定員:50名

【A-2】 9月21日(土)14:00~16:00 
会場:第三静光園
定員:40名

1回目は、老健施設で行われた演劇創作の過程での俳優と高齢者の交流、それが「生活」の何が補われたかといった事例紹介を軸として、アーティストが現場に関わることの面白さや難しさなどを、医療・福祉の観点から講義形式でひも解きます。
2回目は、グループワークを通して、くらしの中の役割やつながりについて、みなさんと発見する時間を過ごします。

B 「身体に意識を向けるとどうなるの?」
砂連尾理(振付家、ダンサー)

【B-1】 9月29日(日)14:00~16:00 
会場:第三静光園
定員:30名

【B-2】 9月30日(月)18:30~20:30 
会場:浜松市福祉交流センター 第1練習室
定員:40名

身体や呼吸や心は私たちのとても近くにあって、身近すぎていちいち意識することは少ないかもしれません。でも、例えばドキドキした時に深呼吸して心を落ち着かせたり、身体と呼吸と心は密接に関係していることを、いつのまにか私たちは知らされているようです。
そんな風に身体に意識を向けてグループワークをしたら、周囲との関係やコミュニケーションについて、どんなことに気付けるのか探ってみるワークショップです。

C 「シアターゲーム ―人間関係っていろいろあるねー」
柏木陽(演劇百貨店代表/演劇家)

【C-1】 10月11日(金)18:30~20:30 
会場:浜松市福祉交流センター 大広間
定員:50名

【C-2】 10月12日(土)14:00~16:00 
会場:第三静光園
定員:30名

講師の柏木さんは、「演劇は誰かと誰かがどんなふうに仲良くなったり、喧嘩したりしていくのかを客観的に見るもの」と言います。そんな場面、日頃のくらしの中で覚えありませんか?そうした演劇が培ってきた遊びやエクササイズを通じて、人と人の関係からなるくらしのヒントを探してみます。

D 「音のコミュニケーション」
片岡祐介(音楽家)

【D-1】 10月20日(日)14:00~16:00 
会場:第三静光園
定員:40名

【D-2】 10月21日(月)18:30~20:30 
会場:アクトシティ浜松 音楽工房ホール(楽器博物館・研修交流センター2階)
定員:50名

すべてを思い通りにしようと主張ばかりしていると、生活がなかなか大変になりますよね。
片岡さんのワークショップを体験していると、偶然起きたことを展開させたり、人のアクションに反応したり、その場の流れに寄り添ったり、いろいろな応対が楽しくなってきます。
身体や物を使って音を出して遊んだり、音を発見したり、歌をつくってみたり、集まったみなさんのようすによって即興的に変化するプログラムを体験していただけます。

【会場】
A-1、B-2、C-1
浜松市福祉交流センター

浜松市中区成子町140-8
※近隣の有料駐車場をご使用ください

D-2
アクトシティ浜松 音楽工房ホール(楽器博物館・研修交流センター2階)

浜松市中区中央3-9-1
※近隣の有料駐車場をご使用ください

A-2、B-1、C-2、D-1
第三静光園

浜松市北区根洗町681-4
※駐車場は浜松市根洗学園をご使用ください。

【申込方法】
名前、所属、電話番号、参加人数、事前通知を希望する連絡先(メール、もしくはFAX)を以下の方法でお送りください。
メール m-ohashi@hikarinosono.or.jp
FAX  053-430-0597

【問い合わせ先】
TEL 053-570-1702(担当:すてっぷ・大橋)

<講師プロフィール>
kawaguchi.2018

A-1、A-2
川口淳一 かわぐち・じゅんいち
作業療法士、結城病院リハビリテーション部作業療法科科長

長崎大学医療技術短期大学卒
その後長崎市内の病院に勤務後、介護老人保健施設ふらの(北海道)へ赴任。副施設長として勤務する。2008年より結城病院(茨城県)に赴任し、急性期から地域リハビリテーションまでの作業療法に従事。
学生時代より演劇を用いた学習障害児のコミュニケーション活動やワークショップ、高齢者施設での演劇裏方活動など実施。
著書に、「演劇リハビリテーションの模索」(ダブルフェイス,2000)、「リハビリテーションの不思議~聴こえてくる高齢者のこえ~」(青海社,2006)がある。

jareo.2018

B-1、B-2
砂連尾 理 じゃれお・おさむ
振付家、ダンサー

91年、寺田みさことダンスユニットを結成。02年、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて、「次代を担う振付家賞」(グランプリ)、「オーディエンス賞」をW受賞。近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの「Thikwa+Junkan Project」、京都・舞鶴の高齢者との「とつとつダンス」、宮城・閖上(ゆりあげ)の避難所生活者への取材が契機となった「猿とモルターレ」等を発表。
著書に「老人ホームで生まれた〈とつとつダンス〉―ダンスのような、介護のような―」(晶文社)。立教大学 現代心理学部・映像身体学科 特任教授

Kashiwagi.akira

C-1、C-2
柏木 陽 かしわぎ・あきら
演劇百貨店代表/演劇家

劇作家・演出家の如月小春とともに活動し、アジア女性演劇会議事務局、兵庫県立こどもの館の野外移動劇ワークショップなど新たな演劇の可能性を探る現場に関わる。03年、特定非営利活動法人演劇百貨店を設立し、代表理事に就任。現在もワークショップの進行役として、全国各地の劇場・児童館・美術館・学校で、子どもたちと独自の演劇空間を作り出している。
青山学院女子短期大学、大月短期大学、和光大学で非常勤講師を務める。
平成29年度「演劇教育賞」(日本演劇教育連盟)を受賞。

Kataoka.Yusuke

D-1、D-2
片岡祐介 かたおか・ゆうすけ
音楽家

子どもの頃から作曲や即興演奏に興味を持ち、木琴やピアノの演奏を自己流で始め、東京音楽大学で打楽器を学ぶ。映画やコマーシャル音楽での経験を積んだ後、97年から2000年まで、岐阜県音楽療法研究所にて研究員として勤務し、障害児者との演奏共演を多数行う。マリンバのソロコンサートなど、ジャンルに拘らない演奏活動の他、音楽療法士のための実践的な講座や、幼児から高齢者まで幅広い人を対象に即興演奏のワークショップも行っている。おとぼけキャラで、おどり好き。

<チラシ画像> デザイン:BOB. des'